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細見美術館「若冲展」で知る 伊藤若冲10のこと (前半) [紹介]

終了が近づいてしまっていますが、京都、細見美術館で開催中の「生誕300年記念 若冲展-京に生きた画家-」展についてです。

若冲の代表作といわれる「動植綵絵(どうしょくさいえ)」こそ展示はないですが、細見美術館所蔵の若冲作品が全て見られます(※前期と後期に分かれて展示されるものもあります)。

本展のタイトルにある通り、
京都に生きた若冲の事が良く分かる内容でしたので、<細見美術館で知る 伊藤若冲10のこと>としてまとめます!

展覧会の会期は9月4日まで!


細見美術館「若冲展」で知る、伊藤若冲10のこと

1. 京・錦小路の青物問屋生まれ
2. 40歳で引退、画に遊び、画に生きた「画遊人」
3. オリジナル技法「筋目描き」と「拓版画」
4. 親友は大典禅師、コラボ作品も
5. 若冲のことは大典が書き残している
6. 京でゆかりの寺院4つ
7. 黄檗宗に帰依した若冲
8. 若冲は京の人気絵師
9. 弟子もいた!白歳と若演
10. 晩年は「米斗翁」と称す


前半編、1~5!

1.錦小路の青物問屋生まれ
伊藤若冲は京都生まれ、京都育ち。
300年前の1716年に京都の錦小路(今の錦市場)の「桝屋」という大きな青物問屋の長男(いわば、お金持ちのご嫡男)として生まれ、23歳の時に家督を継ぎます。当時は商家であっても裕福な家庭では教養として絵を習う事がり、若冲も狩野派の絵師に習っていました。若い頃から絵を描くのが大好きだったようです。


2.画に遊び、画に生きた「画遊人」
40歳の時に「桝屋」の家督を弟に譲り、若冲は引退!自らの事を「画遊人」と称して独自の絵の表現を追求していきます。
→鶏はもちろん、さまざまなモチーフ(海老や里芋、伏見人形などなど)の絵の数々がこの展覧会で紹介されています。

3.オリジナル技法「筋目描き」と「拓版画」
「筋目描き」
水墨画の墨が紙に滲む性質を利用した「筋目描き」。鶏の羽の重なりに使われていて、→展示の「虻に双鶏図(あぶにそうけいず)」で見る事ができます。

「拓版画」
拓版自体は昔からある技法なのでしょうが、若冲の拓版画はいろいろと分からない点があるようです。拓版画は下絵を反転させずに、下絵線を彫って版とするので、黒地に白線で絵が描かれているといった物です。モノクロの黒ベースの世界がかっこいいです。→「乗興舟」(じょうきょうしゅう)、「素絢帖」(そけんじょう)が展示されています。


4. 親友は大典禅師。コラボ作品も。
相国寺の大典禅師(梅荘顕常)と深い親交があり、「若冲」の名前も大典が名付けました。本展には若冲と大典のコラボ作品も展示されています。
若冲が描いた、芦にちょこんと止まる可愛いカワセミの絵に大典が賛をつけているもの(※1)。
二人で京の伏見から大阪の天満橋まで舟で一緒に川下りをした時の風景画に大典が漢詩をつけた絵巻物(※2)。
大典の漢詩36首に若冲が草花や昆虫を描き、拓版で制作した本(※3)など。
文化人なおじさま二人による風流なコラボです♡

※1「芦花翡翠図」(ろか・ひすいず)水墨画
※2 「乗興舟」(じょうきょうしゅう)モノクロの拓版画の絵巻
※3 「素絢帖」(そけんじょう) モノクロの拓版画本

5.若冲のことは大典が書き残している
現在、私たちが知る若冲エピソードはほとんどが大典の書き残している物に依るそうです。大典の記録に、「若冲に自らの事を書き残す事をすすめたが、若冲は書かないので仕方がないから私が書き記す」のような事が残っていて、面白いです。その資料の展示もあります。


6~10は後半へ続く。
細見美術館「若冲展」で知る、伊藤若冲10のこと(後半)


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「生誕300年記念 若冲展 -京に生きた画家‐」
細見美術館
会期:2016年6月25日(土)~2016年9月4日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex048/index.html
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